5月になると、「鼻やおでこは朝からベタつくのに、頬や口元は乾く」「皮脂が出るからさっぱり系に変えたら、今度はつっぱる」「毛穴も乾燥も同時に気になる」というご相談が増えてきます。肌全体を一言で“脂性肌”“乾燥肌”と決めつけにくいのが、この時期の難しさです。
気温が上がるにつれて皮脂を感じやすくなる一方、朝晩はまだ気温差があり、紫外線も強くなってきます。さらにエアコンの使用が始まる職場もあり、肌表面はベタついているのに内側は乾いたように感じることがあります。こうした時に、皮脂だけを見て洗浄力を強くすると、頬や口元の乾燥が目立ちやすくなることがあります。
「ベタつく=保湿はいらない」は大人肌では危険
皮脂が気になると、乳液やクリームを減らしたくなる方は多いです。もちろん、重い使用感が合わない場合は量やアイテムを調整する必要があります。ただし、Tゾーンがベタつくことと、頬や口元に保湿が不要なことは同じではありません。
特に30代・40代以降は、顔のすべての部位が同じ状態とは限りません。鼻周りは皮脂が出やすく、頬は乾燥しやすいというように、部位別に差が出ることがあります。顔全体へ同じ量・同じアイテムを機械的に塗るより、乾きやすい部分には丁寧に、ベタつきやすい部分は量を調整するなど、肌を見ながら変えることが大切です。
朝の洗顔を強くしすぎていない?
朝起きた時に鼻がテカっていると、皮脂を完全に落としたくなります。しかし、洗顔後に頬がつっぱる、すぐに化粧水をつけないと不快、という状態なら、洗い方や洗顔料の使い方を見直してもよいかもしれません。
泡を長時間のせる、熱いお湯で流す、タオルで強く拭くといった習慣が重なると、肌への負担が増えます。朝洗顔は“皮脂をゼロにする作業”ではなく、その日のメイクや日焼け止めを気持ちよくのせるための準備と考えると、やりすぎを防ぎやすくなります。
毛穴が目立つときほど、原因を一つに決めない
Tゾーンのベタつきと一緒に気になりやすいのが毛穴です。「皮脂が多いから毛穴が開いている」と思い込みやすいのですが、毛穴の見え方には角栓、皮脂、乾燥、キメの乱れ、ハリ不足、メイク崩れなどさまざまな要素が関係します。
実際に角栓やざらつきが目立つなら、毛穴洗浄が選択肢になります。一方、洗った直後はきれいでもすぐ毛穴が目立つ、ファンデーションが毛穴に落ちる、頬の毛穴まで気になる場合は、保湿やハリ感も含めて考えた方がよいことがあります。
スキンケアを全部“さっぱり系”に変える前に
季節が変わるたびに、化粧水・美容液・乳液・クレンジングを一度に全部変える方がいます。しかし複数のアイテムを同時に変えると、どれが合っているのか、何が刺激になったのか分かりにくくなります。
まずは、朝の乳液量をTゾーンだけ少し減らす、夜のクレンジング時間を短くする、頬だけ保湿を丁寧にするなど、小さな調整から始めるのがおすすめです。大人肌は“強い一本”で劇的に変えるより、日々の細かなズレを直す方が安定につながることがあります。
5月の肌は紫外線と気温差も見逃せない
屋外では汗ばむのに、室内では冷える。朝晩は涼しいのに、昼は暑い。5月は一日の中でも環境が変わりやすい時期です。肌はそのたびに乾燥・皮脂・メイク崩れなど違う反応を見せることがあります。
さらに紫外線対策が甘くなると、乾燥感や肌のごわつきにつながりやすくなります。皮脂対策だけに目を向けず、日焼け止め・保湿・洗顔をセットで考えることが重要です。
複合的な悩みにはLDMを含めた肌管理も
ベタつき・乾燥・毛穴・ハリ不足が同時に気になる場合、何から手を付ければいいか分からなくなることがあります。ルボアスパ住道店では、そうした複合的な大人肌のお悩みに対してLDMを含めた肌管理をご提案することがあります。
ただし「皮脂が出る人はLDM」「毛穴がある人は毛穴洗浄」と機械的に決めるわけではありません。実際の肌を確認し、ざらつきが中心なのか、乾燥が中心なのか、ハリ不足が重なっているのかを見ながら優先順位を考えます。
MORI先生が見るのは“顔全体のバランス”
20年以上お客様の肌を見ていると、「鼻だけ気になる」と来店された方でも、実際には頬の乾燥や口元のつっぱり、首元の乾燥など別のサインが見えることがあります。悩んでいる部分だけを拡大して見ると、必要以上に洗ったり削ったりしてしまいやすいのです。
大人肌では、鼻の皮脂を抑えることだけでなく、頬とのバランスを整えることが重要です。ベタつきも乾燥もあるなら、肌が矛盾しているのではなく、部位ごとに必要なケアが違うだけかもしれません。
大東市・住道で「皮脂も乾燥も毛穴も気になる」「どのメニューを選べばいいか分からない」という方は、HOT PEPPER Beautyからご予約ください。5月の肌は、夏の肌状態を左右する準備期間。皮脂だけを敵にせず、必要なうるおいを残しながら整えていきましょう。
