エステサロンを選ぶ時、「経験年数はどれくらい重要ですか?」と聞かれることがあります。美容機器や商材が進化した今、経験より機械の新しさが大切だと思う方もいるかもしれません。しかし、20年以上現場に立っていると、経験は“施術のうまさ”だけではなく、判断の幅として現れると感じます。
同じ肌悩みでも、季節、年齢、生活、ホームケア、直近の施術によって状態は変わります。経験が長いほど、似たケースを数多く見てきた分、「今日はこの施術を弱めた方がいい」「今回は別のメニューが合う」「自宅ケアを減らした方がいい」といった選択肢を持ちやすくなります。
経験は“見た瞬間に分かる”ことではない
長く経験しているからといって、肌を一目見ただけで全部分かるわけではありません。むしろ経験を重ねるほど、決めつけないことの大切さが分かります。
「毛穴が目立つ」という一言でも、鼻の角栓、頬の乾燥、ハリ不足、メイク崩れなど原因はさまざまです。見た目だけで判断せず、触った感覚、普段のケア、いつから気になるかまで確認する。こうした積み重ねに経験が生きます。
施術の強弱を変えられる
経験が浅い時ほど、手順どおりに進めることに集中しがちです。しかし、肌は毎回同じではありません。赤みがある、乾燥が強い、前日に自宅ピーリングをしているなど、予定どおり進めない方がよいケースもあります。
今日は角質ケアを弱くする、毛穴洗浄を部分的にする、LDMを中心にする。こうした調整ができることが施術者の経験です。強くできることより、弱くする判断ができることの方が重要な場面もあります。
予約メニューを変更する勇気がある
お客様がララピールを予約していても、当日の肌に赤みや強い乾燥がある場合は、予定どおり行わない方がよいことがあります。逆に、毛穴洗浄で予約していても、詰まりより頬の乾燥が中心なら別の施術を提案することがあります。
予約メニューをそのまま提供する方が簡単ですが、結果を考えるなら肌状態に合わせて変更する必要があります。メニュー選び完全ガイドでも、施術名ではなく悩みから考えることを大切にしています。
“やらない方がいい美容”を知っている
長く現場にいると、やった方がいいことだけでなく、やらない方がいいことも増えていきます。毎日のスクラブ、長時間のクレンジング、強いセルフマッサージ、施術直後のピーリングなど、頑張りすぎが肌を不安定にするケースもあります。
新しい美容を勧めるだけでなく、今やっていることを減らす提案ができるのも経験の一つです。何かを売ることより、今の肌に何が必要かを優先します。
手技の微調整に経験が出る
フェイシャルリンパでも、全員に同じ圧、同じ順番で行えばよいわけではありません。首肩の張り、むくみ感、肌状態、好みを見ながら調整します。
フェイシャルリンパで重要なのは、強ければ効くという考え方ではなく、その方に必要な強さを選ぶことです。手で触れる施術ほど、経験による微調整が出やすい部分です。
美容機器の使い分けにも経験が必要
美容機器は高性能でも、目的が違えば選ぶ機器も変わります。乾燥・毛穴・ハリ不足ならLDM、鼻の角栓なら毛穴洗浄、ざらつきやツヤ不足ならララピールというように、機器・施術の特徴を理解して使い分けます。
新しい機械を導入することより、その機械がどんな人に合い、どんな人には別の方法がよいかを知ることの方が重要です。
経験の差は“説明できるか”にも現れる
なぜ今日はLDMなのか、なぜ毛穴洗浄だけでいいのか、なぜピーリングを休むのか。施術の理由を説明できることは、お客様が自分の肌を理解することにつながります。
結果だけを見せるのではなく、どう考えたのかまで伝える。これができれば、次に肌が不安定になった時も、自分で判断しやすくなります。
20年以上の経験を“安心”に変える
経験年数だけでサロンの良し悪しが決まるわけではありません。ただ、長い経験の中で得た失敗しないための判断、やりすぎないための判断、必要な施術を選ぶ判断は、施術の安心感につながります。
大東市・住道で「機械だけではなく、経験のあるエステティシャンに肌を見てほしい」という方は、HOT PEPPER Beautyからルボアスパ住道店へご相談ください。